高森先生が紹介して下さった、文科省の前事務次官、
人柄のうかがえる本当に立派な文章だった。
個人攻撃に終始する官邸の態度に問題を感じ、前川氏をかばう
気持ちを持つ人はたくさんいるのだろうと思う。
前川氏は、退任後、貧困の子供たちに教育支援する団体に参加
して熱心にボランティア活動していたそうだ。
自分の素性は明かさずに、普通の一般人と同じようにその団体
のホームページから説明会に応募し、今年度は全20回もの活動
すべてに参加表明していたという。
スタッフが「もしかしたら、前文科事務次官ではないか?」と
気づいたようだが、本人は特別扱いは望まなかった様子もあり、
団体の代表者も挨拶に行ったことはなかったという。
このボランティア団体のホームページを見ると、
「相対的貧困とはなにか」「ひとり親家庭の貧困の実態」
などについて非常にわかりやすく解説されていた。
前川氏は本当に立派な人じゃないか。
いまの政権を握る政治家のなかに、そんな活動に興味を持って
いる人間はいるのか?
自分の身内の金持ちや、支持基盤の大企業ばかり優遇させて、
弱者、生活保護受給者は切り捨てるばかり、貧困、生活困難者
の何を知っているんだ?
パンツ泥棒や、政務調査費でSMバーに通うような政治家を大臣
に揃えていた政権は、責める立場にない!
与党は加計学園問題について誠実に回答しろ!